[どこよりも詳しくわかりやすい?!]生物解説パート③-単細胞生物と多細胞生物

受験勉強

単細胞生物

1つの細胞でできている生物を単細胞生物といいます。1つの細胞で生きていくことができるということは、1つの細胞に生きるために必要な構造をすべて備えています。

単細胞生物の構造

単細胞生物の構造として出題される可能性が高いのは、ゾウリムシについてです。そのため、今回はゾウリムシについての構造を特に説明していこうと思います。

食胞

食物の消化を行う構造です。円形の構造で、1つの生物に複数個存在することもあります。

収縮胞

水の排出を行うための構造です。ゾウリムシの場合、太陽のような形をしており、複数個存在することもあります。

細胞口

名前の通り、細胞の口となる部分で、食物の摂取を行います。細胞のくぼみのような部分が細胞口なので、一度見て確認しておきましょう。

小核

生殖に関与している構造です。この後説明する大核よりも小さく、核であるので基本的に1つしかありません。

大核

形質決定に関与している構造です。小核よりも大きく、小核と同様に基本的に1つしかありません。

繊毛

運動をつかさどる構造です。細胞の周りについている小さな毛のようなものです。

単細胞生物の種類

単細胞生物には、原核生物と真核生物がいます。

原核生物では、大腸菌、コレラ菌、シアノバクテリア(ユレモ、ネンジュモ)などがいます。

真核生物には、ゾウリムシ、アメーバ、ミドリムシ、クロレラ、酵母などがいます。

細胞群体

単細胞生物には、増殖してできた新個体がお互いに連結して生活しているものもいます。それらのことを群体といいます。

群体の中には、細胞数が一定数に達すると、その後細胞数は増加せずに、細胞のみ成長を行う細胞群体というものがある。細胞群体の有名な例としては、ボルボックスがいる。

多細胞生物

多数の細胞で構成されている生物を多細胞生物といいます。多細胞生物は、動物・植物・菌類に大きく分けられる。

動物と植物の構造

動物

動物では、細胞を最小単位として、細胞が集まったものを組織、組織が集まったものを器官、器官が集まったものを器官系、器官系が集まって個体が形成されます。

細胞→組織→器官→器官系→個体

動物の器官は、特定の決まった働きを行い、全体としてまとまった働きをする器官をまとめて器官系といいます。

植物

植物では、細胞を最小単位として、細胞が集まったものを組織、組織が集まったものを組織系、組織系が集まったものを器官、器官が集まって個体が形成されます。

細胞→組織→組織系→器官→個体

植物の器官には、根・茎・葉・花があります。機能的に関係のある組織が集まって組織系を作っています。

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